t2.micro が少し前に出てなかなか良さそうだったので、このサイトでも利用している網元の対応版が利用可能になるのを待っていました。昨日、T2 ファミリーに対応した網元が利用可能になったとの発表があったので、早速試してみました。
2014年7月17日(米国時間)より、T2ファミリーに対応した網元AMI「WordPress powered by AMIMOTO (HVM)」をご利用いただけるようになりました。
『T2ファミリー対応網元AMI「WordPress powered by AMIMOTO (HVM)」をリリースしました! | 超高速 WordPress AMI 網元』より引用
移行手順は、下記にまとまってますので見ながら作業しました。最初この記事に気づかないでゴリゴリ自力でやりかけたのは内緒だよ。
作業手順&つまづいた点
AMIMOTO (PVM版)からAMIMOTO (HVM版)へのインスタンス移行方法 | 超高速 WordPress AMI 網元 の一番最初である「1. AMIMOTO (HVM版)でインスタンスを作成」をやろうとして、しょっぱなからつまづきました。WordPress powered by AMIMOTO (HVM) on AWS Marketplace から進んだ Launch on EC2 の画面で、人によっては下図のように「EC2 Instance Type」に t2.micro などが出てきません。
fb で下記の引用内容を教えていただいて分かったのですが、AWS アカウントを作った時期によっては自分で VPC を作ってあげないと T2 ファミリー(t2.micro, t2.small, t2.medium)が選べないようです。
T2ファミリー(t2.micro、t2.small、t2.medium)はVPC環境下のみの提供となります。
AWSアカウント作成時期によっては予めVPCを用意する必要があります。
私は VPC を自分で作らないといけないようだったので、まずは VPC を作成しました。
VPC を作成
VPC Management Console へ行き、「Start VPC Wizard」ボタンをクリックします。
下図のような画面(Step 1)になるので、「VPC with a Single Public Subnet」を選択して「Select」ボタンをクリック。
Step 2 の画面に進んだら、「Availability Zone:*」を「No Preference」以外にします。私は ap-northeast-1a にしました。ここで「No Preference」にしてしまうとインスタンス作成後にうまくいかなかったので注意です(これで最初しばらく悩みました)。その他の項目はデフォルトのままで OK ですが、私は「VPC Name」に分かりやすいよう適宜入れました。最後に「Create VPC」ボタンを押して VPC を作成します。
参考:
- ステップ 1: VPC とインターネットゲートウェイをセットアップする – Amazon Virtual Private Cloud
- リージョンとアベイラビリティーゾーン – Amazon Elastic Compute Cloud
改めて、AMIMOTO (HVM版)でインスタンスを作成
「VPC Settings」の VPC、Subnet それぞれで先ほど作成した VPC を選びます。「EC2 Instance Type」に t2.micro など T ファミリーが表示されるので、私は t2.micro を選びました。
「Region」は「Asia Pacific(Tokyo)」、「EC2 Instance Type」は「t2.micro」、「Security Group」や「Key Pair」も確認して適宜設定。最後に「Launch with 1-Click」ボタンを押してインスタンスを作成。
無事にインスタンスを作れました!
その後は問題無く進みました
この後は、AMIMOTO (PVM版)からAMIMOTO (HVM版)へのインスタンス移行方法 | 超高速 WordPress AMI 網元 の「2. 新しいインスタンスにEIP付与」から順番に作業を進めました。
私は旧インスタンスで、WordPress をバーチャルホストで複数インストールしていたので難しいのではとドキドキしていましたが wp-setup で新しいインスタンスにもバーチャルホストを設定しておいたらすんなり移行できました。
「dogmap.jp を t1.micro から t2.micro に変更してみました | dogmap.jp」を読んで「t2.micro スゴイ、使ってみたい!」と思っていたので無事移行できて良かったです。移行後の CPU 負荷見るのが楽しみ。